適応障害ライターの奮闘記

仕事大好き!な私が、30歳を目前に適応障害に。休職、復職、転職、からの再度の適応障害・・・過去の話と現在の話を織り交ぜてブログに書き綴ります。

2度目の適応障害に至るまで

3週間前くらいから不安感がどっと押し寄せてきて、その不安は増すばかり。

会社が委託している「メンタルヘルスケアセンター」なる場所に電話したところ、やはり休んだ方が良いという結論に。親にも同じように相談したらやはり「休みなさい」と言われました。

 

しかし、そのときの私は診断書もないのにそんな軽く休んでいいものなの?!と思い、「主治医と相談してからにします・・・」と言ってしまいました。しかし主治医との約束の日は約1週間後。その間に、どんどん病状は悪化し、常に「どうしようどうしよう」と壁に向かって呟くほど不安が増してきました。食欲もなくなり、1日に食べるものはおにぎり1個が精一杯。それも吐きそうになりながら。ついには激しい動悸におそわれ、あまりにドキドキが強いため夜も眠れないほどでした。

人と喋るのも怖くて、オンライン会議でずっと無言になることもしばしばで、相槌を打つので精一杯。気づいたら、私は今何をすればいいのかわからなくなって、頭も真っ白になってしまっていました。

 

でもやはり気がかりなのは診断書。診断書もないのに休んでいいのか?休めるのか?メンタルに理解あるのかわからない上司だし、最悪「そんなんじゃ休めないよ、診断書持ってきなさい」と言われたらどうしよう。

 

そんなふうに悩んでいたときに、前にすぐに相談しなかったことについて怒ってくれた友達のことを思い出し、思い切ってLINEしてみました。するとすぐに「電話してもいい?」と。

 

そこから電話で友達からのヒアリングが始まりました。今の症状、いつからその症状が始まったのか、今通ってるクリニックはあるか、最後にその先生になんて言われたか、どれくらいの頻度でそのクリニックに通っているか、今一番どうしたいのか・・・などなど。

 

結論として、友達が昔知り合いの付き添いで行ったことのある腕利きの医者がいる病院を教えてくれました。

「次の診断まで待てなければここ予約してみて。多分空いてると思う。それに、話聞いている限り、今かかってる医者ちょっと微妙かもだよ?」とのこと。

 

そう、実は、その当時かかっていたメンタルクリニックのお医者さん、3週間に1回の頻度で通っていたのですが、友達いわくまず3週間に1回が少ない気がするとのこと。そしてこれは私の感想なのですが、ここ最近はあまり話を聞いてもらえている感じがしなくて、夜あまり眠れないと言っても「大丈夫でしょ」と流されたりしていたので、少しばかり不信感が募っているのも事実でした。

 

次の日、教えてもらった病院に電話しようとしましたが、どうにも勇気が出ない。もしここで電話したら、今かかっているメンタルクリニックの先生を裏切ることになってしまう、それにもし予約が空いてたとして、この先生も微妙な先生だったらどうしよう。そんな不安が渦巻いて、結局電話するのに5〜6時間かかりました。スマホの画面上に出る「発信しますか」に対してやっと「はい」を押せたそのあと、電話口に出た女性の声が柔らかくて優しくて一気に安心できたのを覚えています。直近では当日も明日も空いているとのことで、翌日に予約を設定。

 

ここにくるまで色んな人に話を聞いてもらった私は正直疲弊していました。

通っていたメンタルクリニックの先生、メンタルヘルスケアセンターの方、親、友達。

診てもらう側なのに烏滸がましい話ですが、言葉を発するのも億劫になるくらい疲弊していました。でも、ここで挫けたら、諦めたらいけない。だって、ここまでたくさんの人が私を心配してくれて私のために動いてくれたんだから。万が一言葉が発せなかったらと思って、要点はすべてメモに書きました。

 

ここに行けば何かが変わるかもしれない。この鬱蒼とした気分も、激しい動悸も、少しはよくなるかもしれない。そう思って、次の日がくるのを待ちました。