適応障害ライターの奮闘記

仕事大好き!な私が、30歳を目前に適応障害に。休職、復職、転職、からの再度の適応障害・・・過去の話と現在の話を織り交ぜてブログに書き綴ります。

きょうの通院記録

通院記録を書いてみようと思った。

・・・というのも、前職で休職した時と異なり、現職ではやはり大きな会社ということもあり、通院記録を会社の担当者にメールで送る必要があるからだ。

別に事細かに先生との会話を説明する必要はないのだが、せっかくメールで、文章で、残しているのだから、ブログにも記しておこうと思った次第。

 

それに通院記録と言っても、そんなに書くことも多くない。

メンタルクリニックは初診以外は基本的に10分〜20分程度の診察(という名のお話に近いかも)で終わるためである。これは私が今まで通ってきたメンタルクリニックが全部そうだっただけで、他は違うかもしれないが、診療明細書を見てみても、「通院精神療法(30分未満)」という名目で点数が課されているので、請求されるお金も30分未満かそれ以上かで分かれるのだということがわかる。

 

さて、長くなったが今日の通院記録を書く。

 

今処方されている薬は3種類。

①毎食後に飲む、気持ちを落ち着ける薬

②寝る前に飲む、睡眠導入剤

③毎食前に飲む、胃腸の働きをよくする漢方

 

これらの薬のおかげでなんとか食欲も睡眠もうまくいっている。

が、どうもやはり不安感が拭えない。仕事のことも頭から離れないし、夢でも仕事をしてうなされていたりする。

 

そこで、先生に「マインドフルネス瞑想」というものを教えてもらった。

名前だけはなんとなく聞いたことがあったのだが、詳しくは知らなかった。

簡単に言えば、「今その瞬間」に集中すること。

先生からは、呼吸することに集中して、雑念や仕事のことが頭に浮かんできたらすぐにまた呼吸へ集中を戻すこと。この簡単なルールを教えてもらった。付け加えて、Youtubeにも色々上がっているから怪しくないものをぜひ見てください、とのこと。

 

ということで、私はこのYoutubeを参考に、毎日ほんの少しずつマインドフルネスを始めることにしました。

www.youtube.com

 

瞑想?と聞くとちょっと怪しいと思っちゃう自分もいたのだが、実際やってみると少し気分が楽になるのもわかった。続けることが大事らしいので、ちょっと続けてみようと思う。

2度目の休職から1週間が経って

早いもので、会社を休んでから約1週間が経った。

この1週間でいろいろなことがまたできるようになった。

元通りとはいかないかもだけど。

 

会社の人と話すこと、1日2食以上食べること、化粧すること。

あ、でもそれくらいかな。とはいえ、私の中でこれは大きな進歩。

 

大好きだったバラエティ番組も長時間観れるようになった。

笑えるようになってきた。本当によかった。

 

コロナ禍だからちょっと足を伸ばしてどこかに気晴らしに行こうにも行けないけど、今週末は野球と温泉の予定がある。良いリハビリになるといいな。

 

ちょっとぼーっとするとすぐに仕事のことを考えてしまう。

1度目の適応障害のときもそうだったから仕方のないことなのだろう。

でも今は、なるべく考えないように。

くるべき時がきたら、ちゃんとその時考えればいい。

 

というのも、1度目のこの時期は現職を辞めようとして別の職業の派遣を探していたんですね。

でも、結局ちゃんと復職した。自分の意思で。

もちろん派遣の仕事を探してた時間は無駄じゃなかったけど、結局時間が経つにつれて考え方が変わってくることもある。

だから、今すぐ復職について何か考えを巡らす必要はないのかな、と2度目の今回はそんなふうに思っています。

2度目の適応障害に至るまで

3週間前くらいから不安感がどっと押し寄せてきて、その不安は増すばかり。

会社が委託している「メンタルヘルスケアセンター」なる場所に電話したところ、やはり休んだ方が良いという結論に。親にも同じように相談したらやはり「休みなさい」と言われました。

 

しかし、そのときの私は診断書もないのにそんな軽く休んでいいものなの?!と思い、「主治医と相談してからにします・・・」と言ってしまいました。しかし主治医との約束の日は約1週間後。その間に、どんどん病状は悪化し、常に「どうしようどうしよう」と壁に向かって呟くほど不安が増してきました。食欲もなくなり、1日に食べるものはおにぎり1個が精一杯。それも吐きそうになりながら。ついには激しい動悸におそわれ、あまりにドキドキが強いため夜も眠れないほどでした。

人と喋るのも怖くて、オンライン会議でずっと無言になることもしばしばで、相槌を打つので精一杯。気づいたら、私は今何をすればいいのかわからなくなって、頭も真っ白になってしまっていました。

 

でもやはり気がかりなのは診断書。診断書もないのに休んでいいのか?休めるのか?メンタルに理解あるのかわからない上司だし、最悪「そんなんじゃ休めないよ、診断書持ってきなさい」と言われたらどうしよう。

 

そんなふうに悩んでいたときに、前にすぐに相談しなかったことについて怒ってくれた友達のことを思い出し、思い切ってLINEしてみました。するとすぐに「電話してもいい?」と。

 

そこから電話で友達からのヒアリングが始まりました。今の症状、いつからその症状が始まったのか、今通ってるクリニックはあるか、最後にその先生になんて言われたか、どれくらいの頻度でそのクリニックに通っているか、今一番どうしたいのか・・・などなど。

 

結論として、友達が昔知り合いの付き添いで行ったことのある腕利きの医者がいる病院を教えてくれました。

「次の診断まで待てなければここ予約してみて。多分空いてると思う。それに、話聞いている限り、今かかってる医者ちょっと微妙かもだよ?」とのこと。

 

そう、実は、その当時かかっていたメンタルクリニックのお医者さん、3週間に1回の頻度で通っていたのですが、友達いわくまず3週間に1回が少ない気がするとのこと。そしてこれは私の感想なのですが、ここ最近はあまり話を聞いてもらえている感じがしなくて、夜あまり眠れないと言っても「大丈夫でしょ」と流されたりしていたので、少しばかり不信感が募っているのも事実でした。

 

次の日、教えてもらった病院に電話しようとしましたが、どうにも勇気が出ない。もしここで電話したら、今かかっているメンタルクリニックの先生を裏切ることになってしまう、それにもし予約が空いてたとして、この先生も微妙な先生だったらどうしよう。そんな不安が渦巻いて、結局電話するのに5〜6時間かかりました。スマホの画面上に出る「発信しますか」に対してやっと「はい」を押せたそのあと、電話口に出た女性の声が柔らかくて優しくて一気に安心できたのを覚えています。直近では当日も明日も空いているとのことで、翌日に予約を設定。

 

ここにくるまで色んな人に話を聞いてもらった私は正直疲弊していました。

通っていたメンタルクリニックの先生、メンタルヘルスケアセンターの方、親、友達。

診てもらう側なのに烏滸がましい話ですが、言葉を発するのも億劫になるくらい疲弊していました。でも、ここで挫けたら、諦めたらいけない。だって、ここまでたくさんの人が私を心配してくれて私のために動いてくれたんだから。万が一言葉が発せなかったらと思って、要点はすべてメモに書きました。

 

ここに行けば何かが変わるかもしれない。この鬱蒼とした気分も、激しい動悸も、少しはよくなるかもしれない。そう思って、次の日がくるのを待ちました。 

人生二度目の適応障害

また、なってしまいました。

適応障害

 

なんでまたなってしまったんだろう、

本当に私は使いもんになんねーな、なんて泣きながら思う。

 

でも、そんな予兆はいくつかありました。

今日のブログではその予兆をいくつか紹介したいと思います。

 

①仕事のやる気がでない

 

まずはこれ。いつもの「やる気出ない」とはまた波長が違うんですよね。

いつもならやる気がなくても最低限の仕事はこなせるのにそれもできそうにない、どころか頭が全く働いている気がしない。

なんなら、今私は何をすべきなのかもわからない。でも締め切りは迫ってくる、どうしよう。どうしようどうしよう。実際に言葉に出して壁につぶやいていたりしました。

 

②エンタメ(TVや音楽)を拒絶するようになった

 

特に私はバラエティ番組やお笑いが大好きだったのですが、見る気もせず少し見れたとしてもなぜか嫌な気持ちになって数分で消すことがしばしばありました。楽しそうな雰囲気が辛かったのかもしれません。

 

③趣味や前まで楽しいと思っていたことが楽しめなくなった

 

上記と似ていますが、私の場合は友達と遊ぶことだったり、化粧することやブログを書くことが好きで楽しんでやっていたのですが、ある日友達と遊んでいても心から楽しめず帰る時間ばかりきにしてしまったり、化粧ももはや苦痛でしかなくなりました。

 

④掃除や洗濯などの家事ができなくなった

 

体が鉛のように重く、仕事や家事すべてのことに対してモチベーションが出ない。もうずっと水に浸けたままのフライパンと包丁を見る毎日。洗い物も掃除も1ヶ月はしていませんでした。かろうじてシャワーだけは1〜2日に1回は入るようにしていました

 

・・・ざっと以上です。

以上のような傾向がある人は、体がSOSを出している可能性もあるので休んだりクリニックに行くことをお勧めします。

振り返ってみて良かった行動②

さて、前回の記事からの続きです。

自分なりに良かった行動、残り3つについて書いていきたいと思います。

 

3.適応障害について自分なりに調べたこと

 

これは親に伝えることや友達に相談することにもつながるのですが、やはり自分の今の状態や状況を伝えるためにも診断された「適応障害」をまずは自分がよく知ることが大事だと思いました。たとえば私はこの本を買いました。

 

books.rakuten.co.jp

 

発症した時期や状況はもちろん違えど全く同じ「適応障害」。しかも漫画でわかりやすく描写されているため、理解しやすい!私は母親を心配させないように、自分で読んだ後にこの本を貸しました。母親はすぐに読んでくれて、「著者の方とても辛かったんだろうな、あなたもそんな感じなのね、無理しないでね」と連絡をくれました。

そのほか、同時期にHSPの本も買いました。HSPの話はまた長くなりそうなので今度するとして、まずは「適応障害」についてネットや書籍などを活用して理解すること。その理解の過程で今の状況やこれまでの経緯を深掘りしたり因数分解してみると、自分の知らない自分の性格や考え方について新たにわかるかもしれません。私の場合それが、HSPだったというわけです。なので、そこで自分ってもしかして気分屋かも?もしかして他人より気にしいな性格かも?と思ったら、そういった性格や心理学の本なども併せて読んでみるといいかもしれません!

  

4.親に伝えたこと

 

これは以前の記事で友人に言われたことの繰り返しになってしまうのですが、やはり実際に伝えた身として改めて思いました。

親との関係性が良好なら言った方が、サポートも受けやすいですし、何かあったときも相談にのってくれるスピード感が違うのかな、と思います。とはいえ、親との関係や距離感は人それぞれ。「親に言うこと」という行為そのものに巨大なプレッシャーがかかったり不安が襲ってくるようなら一旦待つのもありだと思います。

 

5.人事に直接話したこと

 

実は、クリニックの先生からは「診断書を直接渡しづらかったり、人事の方に言いづらかったら、郵送でもいいです。」と言われていました。けど、私の場合はその時、作業途中の仕事があり、責任感もあり、その作業を終えてから休みたい旨を人事の人にきちんと伝えたかったのです。

とはいえ、これも会社の規模や休むときの心理状態などにもよると思います。私の場合は小さい会社規模で人事も優しいお姉さんだったので言いやすい部分は大いにあったと思います。心理状態もギリギリっちゃギリギリアウトだったかもしれませんが、でも、こういった内容は直接伝えるべきだと直感で感じていました。

今思えば、私の責任感の強さによるものかもしれませんし、そもそも前の会社はチャットツールを積極的に使う会社だったのでチャットツールで完結してもよかったかもしれません。ただ、直接話したことで、クリニックの先生に言われたことや発症にいたるまでの詳しい経緯、今の自分の状態などを話せました。これで人事も私のことについて理解を深められたと思いますし、この行動は良かったのかな、と思っています。(チャットでもできなくないけど純粋に長くなるので)

 

その後、休んでからはチャットツールで連絡をとりあっていましたが、最初にフェイス・トゥ・フェイスで話したからスムーズにチャットでもコミュニケーションをとれているのかな、と思ったり。

 

 

 ・・・といった感じで5つ紹介してみました。

誰かにとって少しでも前に踏み出せるきっかけになれば幸いです。

 

 

振り返ってみて良かった行動①

さて、長くなりましたが、私が人生ではじめて会社を長期で休むことになるところまで時系列で書いてみました。ここまでを一旦振り返ってみて、自分なりに良かった点と悪かった点をまとめたいと思います!

 

まずは、自分の行動のなかで良かった点は以下の通りです。

 

1.クリニックに行ったこと

2.友達に相談したこと

3.適応障害について自分なりに調べたこと

4.親に伝えたこと

5.人事に直接話したこと

 

 

どれも当たり前のことかもしれないのですが、精神的に参っている時は小さな行動をひとつ起こすのすら大変です。

(たとえば私の場合は、当時、掃除・洗濯・お風呂に入るなどの当たり前のことすらする気力がおきませんでした)

ですので、こういった当たり前っぽく見える行動も一つひとつ勝手に”良かった行動”として挙げていきます!(笑)

 

では、今日は最初の2つを解説していきます。

 

1.クリニックに行ったこと

 

まずはこれ!これでしかないです。本当に。

私の場合は遅すぎることはなかったタイミングかな、と思いますが、無理して転職活動を始めたりしていたのはちょっと違かったのかもしれません。(改善点のところで話します)

メンタルクリニックについて事前に色々調べたのもよかったのかもしれません。結局、先生との相性な部分もあるのでクチコミはチェックすること。少しでも危なそうだったり、気になるクチコミがあったら、基本その先生にはかからないようにしましょう。(同じ院内で複数先生がいる場合)

 

あと、私はクリニックに行ったあとに恥ずかしながら気づいたのですが、メンタルについて不安を抱えている方がかかる病院として、世の中には「心療内科」と「精神科」2つあります。

一般的に

メンタルからくる心の不調は「精神科」

メンタルからくる体の不調は「心療内科

と言われています。

 

とはいえ、心の不調が体の不調に変わることは多々あると私は思っています。なので、おすすめはどちらも掲げている「メンタルクリニック」なのかなあ・・・と、個人的に思います。とはいえ、今はコロナ禍で予約もいっぱい、新規は受け付けていないというクリニックや病院もよく見かけます。私は一回転院しているのですが、最初に転院先として希望していたクリニックは初診は3ヶ月後の予約となると言われて諦めました。なので、あらかじめいくつか候補を用意しておくのも大事かもしれません。

 

2.友達に相談したこと

 

これも本当に当たり前かもしれませんが、20代後半にもなるとこういったこと、あまり相談できる友達がいないというか、周りは結婚したり自立したり昇進していく友達が多い中、正直自分がこんなことで相談できない・・・と思ってたときもありました。でも、きちんと自分のことを理解してくれる友達や数年来の仲の友達にそんなことは思わなくてもいいと思います。

自分の親友や幼馴染が逆の立場だったら、やっぱりものすごく心配して話を聞いたり何かできることないか率先して言うと思うんです。

 

というのも私は高校の時の大親友に会社を休んだ後に「いろいろあって休むことになった!」と伝えたんですね。

そしたらその友達がめちゃくちゃに怒ってきたんです。

 

「遅い!!!言うの遅すぎるよ!!!もっと早く言ってよ!ハシにもし何かあったとき私何も手助けできないじゃん!!!」

 

この言葉、すごい嬉しかったです。怒られてるのに、嬉し涙がでてきそうになるほど・・・。その時もう一人の友達がいて、その子は必死に私のフォローに回ってくれて、その構図がまた嬉しかったです。

 

そんなこんなで、次の記事に続きます〜。

母への報告と自宅作業

母と会って、話した。パワハラやセクハラなどの話をすると母もびっくりして深く聞いてくるかもしれない、それはお互いのためにならないから伝えなかった。

 

母は、昨日連絡をもらった時点で昨日インターネットで適応障害について調べていた。そして「逃げられる環境にいるんだから、逃げなきゃ。」とも言ってくれた。

 

母親と楽しく会話をしている時に、見なければ良いのに会社のチャットを見てしまった。

 

すると、件の苦手な上司から連絡がきていた。

「この案件、俺が今忙しいから別のデザイナーくんに指示してやって」と。その文面を見ただけで気持ちが沈んだ。

そう、出社はしてないものの私は今日休みの日ではない。自宅勤務中であるのだ。母親とは別れを告げて、自宅に戻り、上司から言われていた案件をこなした。

 

とはいえ、チャットしていると家にいるはずなのに涙が出てきそうになった。しんどい気持ちが私を支配してきた。どうしようどうしよう怖いこの負の気持ちにすべて覆い潰されそうだ。ああ、会社にいるのと変わらないなぁ。私にとって会社にいることだけがダメってわけじゃないんだ。この上司とチャット上で会話してるだけでも、無理なんだ・・・。そう悟った。

 

その時ふと思った。とりあえず自宅作業ってことになったけど、この自宅作業って、いつまで続くんだろう?

もしかして私が無理って言わない限り仕事振られ続けるのかな?

え、そうじゃない?だって適応障害のことを知ってるのは人事と社長だけだし・・・。

そんなの無理。せっかく、周りのいろんなひとに背中を押してもらって病院行って、あなたは休むべきだと言われたのに、これじゃあ何も変わってない。

 

そうして私は人事にチャットを送った。申し訳ないが、これ以上は厳しいこと、そして引き継ぎはどうなっているのかを聞いた。引き継ぎについては返事がなかったが、「とりあえず仕事はストップしてください。身体が優先です。〇〇さん(苦手な上司)と社長には私から休む件を説明します。」と連絡がきた。今でも覚えている。3月1日のことだった。