適応障害ライターの奮闘記

仕事大好き!な私が、30歳を目前に適応障害に。休職、復職、転職、からの再度の適応障害・・・過去の話と現在の話を織り交ぜてブログに書き綴ります。

葛藤と奔走

とある夜、会社で残業している時だった。すると1件、良さそうな病院を見つけた。

Googleの口コミもまずまず。人によっては院長先生の言い方が傷ついたという方もいた。でも、他のメンタルクリニックよりかは口コミの評価も良い。一か八か。その時の憂鬱な気分が少しでも晴れればと思い、勢いでネットから予約した。すると、そのメンタルクリニックは初診枠と通院枠で分かれていて、自分の都合がつく最も早い日だと院長先生ではない非常勤の女医さんが初診枠の担当だった。よし、賭けてみよう。この先生がどんな先生かわからないけど、私は今、この状況をどうにかして打破したかった。一歩前に進みたかった。

病院へ行くことが何か、今の状況を変えるきっかけになることを信じて、私は予約した。

  

時同じくして、もうこれはやばいなと悟った私は、大学時代のゼミの友達数人しか見ていないTwitterの裏アカウントに「病院でも行こうかな」と、つぶやいた。

 

「お困りですか?」

 

珍しく返事がきた。大学時代の友達だ。

彼とは地元が同じで、私の地元の区の職員(公務員)をやっていて、今は生活保護の方の様子を見るお仕事をしている。彼なら詳しいかもしれない。そう思い「なんだかもう会社に行くのが辛くて。来週病院に行こうと思ってるんだけど病院って意味あるの?」と、Twitter上で返事した。

そうするとこう返ってきた。

 

「あるよ。薬を飲むだけでも落ち着くことあるからね」

 

彼に伝えてよかった。私みたいなこんな理由の人間も病院に行っていいんだ。行ったほうがいいんだ。背中を押してもらえた気がした。そうして、来週の予定にしていた病院を今週に早めた。

 

とりあえずまた空白期間は作れない。親にも迷惑かけられない。

無理にでも次の会社を決めなきゃ。

そう思って、最後の力を振り絞って、転職活動も始めていた。エージェントに行って、面談して、書類審査が終わり、2社ほど面接に進むことができた。

 

奇しくも最初の面接の日は、メンタルクリニックへ行く日だった。会社で仕事を終えた後、面接へ行き、クリニックへ行く。その日のタイムスケジュールはそんな感じだった。

 

その日は、残業もせず、会社から面接する会社へ行った。1対1の面接だった。

やはり面接は何度やっても緊張する。そわそわしていたら、面接官の方が私の履歴書を見ながら「◯◯◯(私が前働いていた会社)にいたんだね〜僕そこに勤めてたんだよ」と。前の会社の上司のことも数名知っていて、そのおかげで少し緊張がほぐれた。

そして、その後、聞かれると思っていたことをやはり聞かれた。

 

「今の会社に勤めてからまだ1年も経っていませんが、差し支えなければ今回転職している理由を教えてください」

 

そこで私は馬鹿正直に答えてしまった。さすがに人間関係とは言えないから、社風が合わない、と。特に、パーティー文化が性にあっていなくて、苦手なことを伝えた。

 

すると大声で「そんなことありますぅ??」と聞かれた。

 

・・・そんなことあるから転職活動しているんだろう。

 

そして面接官は続けてこう言った。

「え?(笑)あなた、他人とコミュニケーションとりたくない派??(笑)うちでもそういったパーティーやりますけど??(笑)」

 

私の転職活動はこのたった数分で終わった。無理だった。

あ、やっぱりもう私という人間がダメなんだ。私が悪うございました。ございました。そう思いながら、この会社を後にした。

 

無理して転職活動するもんじゃないな、と半ば泣きそうになりながら、クリニックに向かった。