適応障害ライターの奮闘記

仕事大好き!な私が、30歳を目前に適応障害に。休職、復職、転職、からの再度の適応障害・・・過去の話と現在の話を織り交ぜてブログに書き綴ります。

だんだんと

ネックになったのは直属の上司だった。上司とうまくいかないことが何度かあった。

前からこの人とはうまくいきそうにないな、と思っていたが、仕事だし、人生の先輩でもあるし、うまくやり過ごそうとしていた。

 

でも、気づいたらどんどん会社に行くのが億劫になっていた。上司に会いたくない。話したくない。駅から徒歩5分の場所にある会社も日に日に、駅からとても遠く感じるようになった。会社で席に座っていても、いろんな人にジロジロ見られている気分になって、個室にこもりだす。席に戻っても、だれかの足音がしたらビクビクする。

 

今思えば社風も合わなかった。毎月1回、誕生日月の人を祝うパーティーが催されるほか、不定期で社外の人を集めるパーティーも行われる。面接の時に言われたのは「こういったパーティーはもちろん強制じゃなくて、帰りたい人は帰るし、仕事を続けたい人は続けてオフィスで仕事したりしてるよ」と聞いていた。そこで私は、「この会社はちゃんと個を尊重する会社なんだ」と安堵した。

しかし、実際は異なった。毎月の誕生日を祝うパーティーは基本全員参加。私が仕事をするためにPCに張り付いていたら何人もの人に「ほら、乾杯するよ」と声をかけられた。もちろん皆は「仕事大変そうだね、とりあえず乾杯して休もう」と、優しさで言ってくれたんだと思うけど、私にはそれがプレッシャーでしかなかった。

 

次第に夜寝る前に、精神科やメンタルクリニックを検索し始めるようになった。

でも、精神科とかメンタルクリニックって実際どうなの?行ったことないから不安だ。こんな辛い時にもし万が一先生から「それはただの甘えだね」とか言われたらどうしよう。冷たく突き放されたらどうしようと考えるようになった。それに今の問題は上司だけ。上司と一緒にやらなければならない仕事はしばらく出てこないし、それさえ我慢すればいいんだ、と自分に言い聞かせ、精神科に行くのはまだいいや、私はそんなに重症じゃないし、無理やり自分自身に言い聞かせた。